皆様は、『総合歯科だからこそ行える矯正治療』と聞いて、いったいどういうことかわかりにくいと思われることもあるかと存じます。
実際にどのようにご説明すべきか、私共もわかりやすくお伝え出来ていないようにも思います。

端的には、『矯正中のむし歯や歯周病、便宜抜歯などの治療』が同一医院内で行えます。
また、矯正治療方法に選択肢が多くでき、歯の代わりになる『ブリッジやインプラント治療』など補綴治療を組み合わせた、実際の歯の動きに無理のない矯正治療計画や、最善の治療計画を実現できます。また、『審美歯冠修復、ホワイトニング』など矯正治療後の歯そのものの価値を高める治療も計画し、院内連携でご受診いただくことができます。
さらに、矯正治療だけでは行えない歯の移動方法として、外科手術を伴う『完全埋伏歯の開窓・牽引』や、矯正治療を早める『コルチコトミー』など、患者様お一人おひとりに総力を挙げた専門治療がご提供できる歯科医院、とご理解頂ければと思います。

私は矯正歯科からのアプローチでしかないのですが、どのような治療方法があるかをより多く提示でき、それぞれに治療後に予見されること、メリット・デメリットをお伝えした上で、患者様が治療方法に納得して受診を決められる歯科環境が、とても有難いことであると日々実感しております。

その点で、上記のことは『総合歯科』というよりは『あべひろ総合歯科』だからこそ行える矯正治療、の説明であると思います。

矯正治療は患者様の治療に対するご協力が欠かせません。
そのため、患者様が納得して決めた治療目標に、モチベーションがある中で行うことが治療に必要です。
それらもご理解いただき、改めまして今後とも何卒よろしくお願いいたします。

犬歯の『開窓・牽引』を『あべひろ総合歯科』で行った矯正治療一例

※左：骨内に完全埋伏した犬歯に装置をつけ、牽引開始約１か月後。少し歯が見えてきました。

中：牽引開始約半年後。通常のブラケット装置に交換し、ワイヤー矯正を行えるまで犬歯が動きました。

右：牽引開始約１年後。犬歯が予定の位置まで動きました。