保護者様にとって、お子様の歯並びを治療させたいお気持ちはあっても、歯を動かす際の負担に漠然とご心配になられる方も少なくないと思います。
とくに受験生であれば、スタートの時期についても考えたくなることもあるのではないでしょうか？
スタート時期の目安としては、およそ半年以上受験まで期間があれば、矯正歯科治療をスタートして問題ありません。
半年あれば、治療のプランニングからご本人が装置に慣れるまでゆとりをもって進めていけますし、装置に対する日常生活での注意点など定着するまでのアドバイスができます。
また、患者様ご自身にとってよりよいコンディションで入試に臨めるよう、私たち矯正歯科医師は治療の調整をすることもできます。
実際、受験中に治療をしている中学・高校生も少なくありません。
矯正歯科治療が受験に直接影響するとは考えづらいと思います。
ただ、口の中の環境が変わり、そのことが少しでも受験に影響すると考えられる場合には、受験期を避けて治療をスタートするのも選択肢の１つです。
より前向きな対策をとるためにも、矯正歯科治療をはじめる前に将来の進路希望などについてもお話しておくとよいでしょう。