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あべひろ総合歯科

東京歯科大学 大学院卒、博士号を
取得した歯科医師のいる歯科医院

矯正後の歯肉退縮は治療が必要ですか?

こんにちは。矯正担当医の澁田です。

歯茎がやせて歯が長く見える歯肉退縮は、矯正治療を行なわなくても年齢が増すに従って起こりますが、成人からの矯正治療において起こりやすいと言われています。
原因ははっきりとわからないものの、歯を支える骨が元々少なくて骨再生も十分促されなかったケースで生じてしまいます。
矯正治療前にある程度の把握ができても、矯正治療後に歯肉退縮が生じるかどうかの予測がむずかしい場合や、矯正治療で歯並びやかみ合わせが全体的に整うメリットの方が歯肉退縮のリスクより優先される場合もございます。

生じてしまった歯肉退縮に対して、歯茎を回復させる方法の1つに、結合組織移植術があります。
たとえば、下の前歯1本に限局して歯肉退縮が現われ歯根が露出してしまった場合、上あごの内側天井の歯肉を一部切り取って、下の前歯歯茎へシート状に被せて縫うといったイメージです。
施術後は歯肉退縮が再発しないよう適正な歯磨きを行なう必要もあり、メインテナンスでご通院いただくことも歯の健康管理に大切となります。

矯正後にもし歯肉退縮が生じてしまった場合には、結合組織移植術受診可否について患者様の意思で決定いただくことが実際ですが、治療方法についても懇切丁寧に、わかりやすくご説明させていただければと思っております。

・以前から歯肉の退縮傾向はあり、矯正治療後の結合組織移植術は受診せず歯周組織のメインテナンスでのご通院は必要な患者様
〈患者様の概要〉
21歳男性。歯並びが気になりご来院。前歯部反対咬合、叢生。
上下顎左右側第二小臼歯抜去、上下顎マルチブラケット装置によるエッジワイズ法による全体矯正。
動的治療期間:2年6か月。治療費概算:98万円。
治療リスク:食べ物などのカスがワイヤーと歯の間に詰まりやすい。ワイヤーでケガをすることもある。

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