『80歳で20本以上自分の歯がある人の割合が、50.2%に達した』

埼玉県三郷市のあべひろ総合歯科、認定歯科衛生士の尾澤友梨です。
先日このような記事を教えていただきました。

これは、厚生労働省が2017年6月2日に歯科疾患実地調査の2016年度調査分について発表したもので、それによると、2016年時点で、「80歳で自分の歯が20本以上ある人（8020運動達成者）」は推定で50.2%に達したことがわかったそうです。これは2011年の38.3%を大きく上回っているとのこと。

確かに大きく上回っていますね！

私は歯科衛生士の資格を取って10年ほどになりますが、学生だった10年前、8020運動について学んだ時は、20%ほどの達成率でした。
そう考えるとこの10年ほどで30%も増えるというのは驚きです。

今までは「80歳で20本以上の自分の歯」というのが一つの目安で、目標でもありました。
このように達成率が伸びることは嬉しいことでありますが、その先のことについても考えていかなければならないな、とも思います。

普段、歯を守る仕事をしている身としては、そうではない方がまだいる現状にも触れているので、なかなか実感がないのが正直なところですが、歯が残っている人には残っている人の、歯がない人には歯がない人の悩みや問題があるものです。そう考えると、本当に歯は一生もので、人生とは切っても切れないものなのだなと実感します。

8020に達していても、達していなくても、どの患者さんの人生にも寄り添える歯科衛生士であり続けたいなと思う、今日この頃でした。