1歳6ヶ月~2歳のころ
~いよいよ手前の奥歯、第一乳臼歯が生えてきます~
このころの子ども
歩行が安定し、片足で立ったり、後ろ向きに歩いたりします。
大人のまねをして何でもやりたがりますが、上手くいかずに癇癪を起こすことも。
そうした場面では、親がさりげなく手助けするのがポイントです。
食器を並べるなどの簡単なお手伝いをお願いしたり、自らスプーンで食べようとしたら自由にさせ、親が手を貸すのは最小限にして自立心を育てましょう。
言葉の理解が進み「パパ、行った」などの2語文を話します。
あいさつも教え、食事は楽しく会話をしながらゆっくりと取りましょう。
自分で手を洗うことも覚えるので、食事前の手洗い習慣もつけさせましょう。
このころの歯
手前の奥歯、第一乳臼歯が生えてくることで、歯の数は12本になります。
上下の奥歯がそろったら、いよいよ噛み合わせができるようになります。
第一乳臼歯は、歯の面積が小さくてすりつぶす力が弱いのですが、軟らかくて大きめの食べ物を与えます。
奥歯はむし歯になりやすいので、できれば毎食後、歯磨きをさせましょう。
1歳6ヶ月になったら、歯科健診を受けましょう。
このころの気がかり
前歯が生えそろいましたが、歯と歯の間が1mmくらいずつあいています
放っておいて大丈夫です。乳歯の歯と歯の間は少し隙間があいているのが普通です。
永久歯が生えてくるための大事な隙間なのです。心配する必要はありません。
指しゃぶりの癖がつきました。歯並びに影響しますか?
1~2歳頃の指しゃぶりは心配ありません。
長く続くと上の前歯が反って出っ歯になったり、上下の噛み合わせがずれたりします。
3歳を過ぎても指しゃぶりが続くようなら受診をお奨めします。