インプラントトラブルが起きる原因とは

では、何が原因で失敗してしまうのでしょうか?トラブルが生じる原因として、主に患者さまの口腔内環境や顎の骨の状態に左右されることが挙げられますが、それ以外にも歯科医師の計画ミスや手術ミスが原因になることもあります。
顎の骨の質によるもの
骨が堅すぎる(骨は表層の皮質骨と中の海綿骨より成り立ちます)場合
下顎で時々見受けられるケースです。これは海綿骨が少なく、血液供給が悪いために骨が再生しないのです。このような場合はインプラントの埋入位置を変えて再手術します。骨が柔らか過ぎる場合
高齢の女性でたまに見受けられるケースです。インプラントの埋入から2次手術までの待機期間を十分にとることで対応可能です。また、入れ歯をご使用の場合は、入れ歯がインプラントを圧迫しないように調整する必要があります。比較的大きな骨移植を施術した場合は、数か月間は入れ歯を入れることを避けるのが賢明です。
メンテナンス不足

噛み合わせ不良
噛み合わせの確認事項






生活習慣・持病によるもの
生活習慣・持病






過度の刺激・負担
インプラントと顎の骨が結合するまでの間に、患部を頻繁に触ったり無理な力を加えたりすると、インプラントが定着しないことがあります。

手術中の感染によるもの
感染源として考えられること




あべひろ総合歯科では、こうした感染が起こらぬよう、完全な滅菌状態で手術に臨んでおりますので、ご安心ください。

手術時のミス
手術ミスを無くすための取り組み




激安インプラントのリスク
激安をうたっているインプラント治療では、インプラントを埋入する際、上部構造を作る段階で少しでもコストを抑え利益を確保するために、粗悪なコピー商品を上部構造に使用するケースがあるようです。インプラント自体の表面性状や強度、顎骨との癒着性や長期的な予後などはコピーできるものではありません。粗悪なコピー商品がインプラント治療におけるトラブルの温床となっているのが現状です。あべひろ総合歯科では、ノーベルバイオケア社とジンマーデンタル社のインプラント体を使用しています。両社のインプラントは世界中で約40年にわたる治療実績があるため、非常に高い信頼性があります。
インプラントの不具合を感じたら…
インプラントは手術を伴う治療の性質上、手術直後は痛み・出血・違和感を伴うケースも多々ありますが、そのような症状は通常は一過性のものとして徐々に消失します。しかし、症状が長引く・悪化する場合は、インプラント周囲炎を起こしている、インプラントが骨に馴染んでいないなどの可能性があります。ご自身で判断することが難しい場合には、遠慮することなく、セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けることをお勧めしています。あべひろ総合歯科でも、インプラントのセカンドオピニオンを行っております。
また、あべひろ総合歯科ではしっかりとした手順を踏み、間違いのない治療を行っていますので、インプラントのことでお困りの方、疑問や質問をお持ちの方は、ぜひ一度、ご来院ください。